今日は編笠山で日の出を見た後、権現岳へ向かいます。夜明け前に青年小屋のテント場を出発します。
テント場は樹林帯のため、風はあまりなかったです。また夏なので、寝袋は持参せず、昨夜はシーツのみで寝ました。その結果、ある程度身体が冷えて熟睡出来ませんでした。シュラフは不要でも、シーツが風を通す布のため、風を通過させない素材のシュラフカバーを持って来れば快適に眠れたと思います。
編笠山へは岩場を登っていきます。月明かりがあるものの、暗いためヘッドライトを使います。それでも岩に書かれた登山マークの「〇印」を上手く見つけられず、右往左往しながら進みました。
権現岳の山体の背後から太陽の明かりが漏れてきました。つまり太陽が昇ると権現岳は逆光になってしまいます。なるべく急いで山頂を目指します。
青年小屋から編笠山までの登山道のほとんどが岩場です。降りてくる登山者1名とだけすれ違いました。
標高2,524mある編笠山の山頂に到着しました。山頂には誰もいません。途中で1名だけ来るのですが、写真を短時間で撮影し、下山してしまいます。本来なら大勢の登山者がいて、ご来光を待っていそうですが、一人きりの世界でした。
日の出の時間です。権現岳の右側から太陽が姿を見せていました。ちなみに中央の少し尖った山が西ギボシ・東ギボシであり、その右の平らな場所が権現岳です。
中央アルプスと雲海、そして月です。残念ながらモルゲンロートにはならなかったです。
山梨百名山の1座を踏破しました。青年小屋へ下山します。
明るくなった登山道ではツマトリソウが咲いていました。
青年小屋とテント場です。もともとテントの数は少なかったですが、既にテントを撤収して権現岳へ向かった人もいるようです。
テント場に戻ったらテントを片づけます。青年小屋ではクルマユリが咲いていました。重たい荷物はそのままテント場の端っこに置いて、権現岳へ向かいます。
急な岩の斜面や勾配のある道を登っていきます。
昨日登った西岳が見えてきました。
北アルプスが良く見えています。初めてのテント泊登山は、北アルプスの常念岳から燕岳への縦走でした。他にも涸沢カールでテント泊し、奥穂高岳へ行ったこともあります。思い出ばかりの山です。八ヶ岳もそんな山になると良いです。
富士山です。日中に、日帰り弾丸登山で山頂まで行ったことがありますが、息を吐き続けながら高山病を予防してました。
森林限界に到着しました。青年小屋のテント場は予約不要のため、天気予報を見て、直前に登山しようと決めることが出来ます。良い景色に出会えました。
西ギボシの方から見た東ギボシだと思います。
登山道はガレ場になって来ました。
権現岳に踏破すると山梨百名山は21座登ったことになります。まだまだ完登までには程遠いです。
ここから本格的な岩場になります。かなりの角度がある急斜面ですが、足を置く場所は多いため難易度は見た目ほどありません。普通に登れます。
鎖がありますが、使わなくても通過できます。
左から、東ギボシ、権現小屋、権現岳です。
片側が崖になった、足幅の狭い登山道です。鎖の補助がありますが、足を滑らさないように進みます。雨で岩が濡れていたら要注意です。すれ違いが難しいので譲り合いが必要ですが、私が通った時は人がいませんでした。
足幅の狭い登山道を振り返ってみると、道幅はそこまで狭くないかもしれません。
今回、ヘルメットを持参していません。しかし落石がヘルメットに直撃する事故が過去に発生したことあるので、ヘルメットがあると安心です。この登山道で出会った登山者を観察してみると、ヘルメットの持参率は、そこまで高くないように感じました。
タカネニガナ
ほぼ垂直の壁ですが、足を置く場所があり、鎖もあるので問題ありません。ただ、どうやって通過すれば良いか分からない登山者を見かけたので、渋滞しやすい個所だと思います。
東ギボシの山頂に到着しました。山頂の標識はありません。登山道から外れた場所にあるため、意識しないと登頂せずに終わってしまいます。
権現小屋に到着しました。去年も今年も営業していないため、ずっとしまったままです。営業を再開した時には、宿泊してみたいですね。青年小屋と同じ一家が経営しています。
赤岳へ続きキレットがある登山道です。今回は通りませんが、迫力がありますね。今年登頂した阿弥陀岳も見えており、八ヶ岳全山踏破してみたくなりました。
キレットへの入り口にある梯子に立ち寄ってみました。源治梯子と呼ばれ61段あり、長さは20m程です。
標高2,715mある権現岳の山頂に到着しました。頂上は岩場になっており、山梨県の標識から更に岩場を登る必要があります。
本当の頂上です。数人しか滞在できない場所なので、写真撮影の列に並んで、撮影しました。青年小屋のテント場に戻って、無事に下山したら特急電車に乗って帰宅しました。
今回出会った植物を紹介します。まずはアスヒカズラです。
コイチヤクソウ
タカネバラです。オオタカネバラと似ています。
リンネソウは輪廻の草ではなく、分類学の父と称されるカール・フォン・リンネの草です。
色丹島で発見されたシコタンソウです。
コバノコゴメグサです。高山にあるためミヤマコゴメグサと間違えられやすいですが、茎や萼に腺毛があるのがコバノコゴメグサで、ないのがミヤマコゴメグサです。
ミヤママンネングサ
イワオウギです。見たような花が幾つかありますが、花付きが縦に広がるのは、この種だけです。
エゾスズランは何か所でも見かけました。咲き始めの個体を見つけましたが、全体的に見頃はまだ先でした。
コマクサです。今回の登山で出会いたかった高山植物です。
花冠には長毛があるため、チシマギキョウです。もし毛がなければイワギキョウになります。
イワベンケイは雌雄別株です。こちらは結実した雌花だと思います。
ムシトリスミレは何か所でも見かけましたが、場所によって見頃の時期が数日程異なるようです。また群生している場所もありました。