ナンカイアオイとは、カントウカンアオイの変種である多年草です。花は花弁がない代わりに3枚の萼裂片が存在し、萼筒よりも長い傾向があり、萼裂片の縁は波打ちます。萼筒の入口には口環があります。萼筒は内側の上端にくびれがあり、外側にはありません。蕾の時には萼裂片の基部に凹みがあります。
萼裂片と萼筒の長さは、どちらも0.8~1cm程になります。花色は紫褐色や小豆色、緑色など様々ですが、口環が白くなる傾向があります。葉柄は紫褐色をしており、葉身は葉脈のような窪みは存在せず、光沢は僅かです。
萼筒内壁にある格子状の隆起線は、縦が9~10本、横が4~5本程度です。萼筒の内部には雄しべが12個、花柱は6個あります。
和名:漢字
南海葵
学名
Asarum nipponicum var. nankaiense
分類:目
コショウ目 Piperales
分類:科
ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae
分類:属
カンアオイ属 Asarum
分類:種
ナンカイアオイ A. nipponicum var. nankaiense
花期
11~4月
分布
和歌山県, 兵庫県, 徳島県, 高知県, 香川県
分布地
淡路島
その他
四国に自生しているカンアオイの中では一般的な植物ですが、絶滅危惧種に指定されています。カントウカンアオイに似ていますが、分布域が全く異なります。
萼筒内壁
五畿七道における南海道に多く自生しており、南海道が名前の由来になっています。
徳島県
高知県