イワボタンとは、ミヤマネコノメソウとも呼ばれる多年草です。花は花弁がない代わりに4枚の萼裂片があり、淡緑色や淡黄緑色で斜開します。葯は黄色が一般的ですが、橙色や赤色、暗紅色も存在します。変異に富んでおり、ニッコウネコノメやヨゴレネコノメと酷似していますが、こちら2種の葯の色は基本的に暗紅色のみとされています。
葉は緑色や濃緑色をしており楕円形で、基部はくさび形で対生します。葉の縁には4~9対の鋸歯があります。花を囲む苞葉は他の葉よりも色が薄い黄色である傾向がありますが、絶対ではありません。走出枝はよく伸びます。
低い山地や丘陵地の沢沿いや湿っている林内に生えている日本固有種です。
和名:漢字
岩牡丹
学名
Chrysosplenium macrostemon
分類:目
ユキノシタ目 Saxifragales
分類:科
ユキノシタ科 Saxifragaceae
分類:属
ネコノメソウ属 Chrysosplenium
分類:種
イワボタン C. macrostemon
花期
3~4月
分布
関東~九州
分布地
丹沢
その他
黄色い葯のイワボタンです。雄蕊は通常8本ですが、4本や6本も存在します。萼裂片の斜開においては、個体や開花段階によって程度の差があります。
葯が赤色のイワボタンです。似ているヨゴレネコノメは葯が暗紅色ですが、イワボタンと異なり萼裂片が斜開せずに直立します。葯が暗紅色で萼裂片が平開している場合はニッコウネコノメです。葯が暗紅色で萼裂片が斜開の場合は、イワボタンとニッコウネコノメのどちらとも可能性があります。
葯が橙色のイワボタンです。