年末の登り納めとして選んだ山は静岡県にある浜石岳です。雲がない晴れた天気の時は、富士山がよく見え、冬の時期なら冠雪した南アルプスの山々も望めます。今回は薩埵峠まで歩き、天気予報のライブカメラや東海道五十三次の浮世絵としても有名な観光スポットに訪れます。
まずは電車で由比駅に到着しました。無人駅なのでICカードではなく、事前に切符を購入した方がスムーズに改札を抜けられます。ここから浜石岳、立花山、薩埵峠へ行き、由比駅へ戻ってきます。全て歩きになります。
登山地図です。
車がある人は、山頂直下にある三本松登山口駐車場から50分の歩きで浜石岳の山頂に到着できます。ですが、そんな楽をして登山と呼べるのか疑問に思ったので、山屋として駅からの徒歩を選びます。今回の登山は総距離18km、アップダウンの累積標高差は登りと下り共に1,100mありました。
歩き始めは由比桜えび通りを進みます。由比の名産品は桜えびです。各分岐には浜石岳へ迷わず進めるように看板があります。目の前にある山が浜石岳です。
バイクであれば、三本松登山口駐車場よりももっと山頂間近まで行け、そこから徒歩5分で山頂に行けます。
休憩所(由比西山寺)で小休憩です。ここですれ違った男性が、山頂や薩埵峠への道中でも出会うのですが、途中で道迷いして40分ほど時間をロスすることになります。私は大丈夫だったのですが、低山で整備されている山でも注意が必要です。
三本松登山口駐車場より先まで舗装道路になっています。ずっとそこを歩いていても、登山をしている気分にはなれず、ハイキングとしても味気ないものなので、道を外れます。看板を見るとヤマユリが自生しているようです。
車で来ないからこそ、歩ける場所がある。それが全行程徒歩の魅力です。ヤマビルはいないようですが、より北側の山域にある白鳥山や西側の山域にある竜爪山はヤマビルの生息地です。いずれは浜石岳でもヤマビルと出会う時がくるかもしれません。
三本松広場で菓子パン休憩にします。豆乳と一緒だと山の景色と相まって美味しいです。ベンチに座りながら富士山や駿河湾の景色と共に僅かばかり過ごします。
浜石岳の山頂へ目指す前に、少しだけアスレチックで遊びました。
薩埵峠から由比駅ではなく、興津駅へ行くことも可能です。コンビニとスーパーマーケットは興津駅の方にしかありません。由比駅と興津駅では東海道本線の電車賃がどこで下車しても異なる可能性が高いです。また薩埵峠からは由比駅の方が歩く時間が短く済みます。
薩埵峠分岐から山頂を目指します。途中でアンテナ付の鉄塔の直下を通過するのですが、その時に頭痛を感じました。それが原因なのか、由比駅から帰りの電車に乗る頃には酷い前頭痛と目の奥の痛みに襲われ、就寝時も体調は全く回復しませんでした。ちなみに熱なし風邪の症状もないです。電波過敏症になったのか不安になりましたが、翌日はほぼ症状が回復しました。
標高707mある浜石岳の山頂に到着しました。広い山頂には幾つかベンチがあり、そこでお昼休憩にします。浜石岳は静岡百山研究会が選定した「静岡の百山」の1つだそうです。
山頂では逆さ富士を見ることができます。知らないと、または気が付かないと出会えない景色なのですが、方位盤に富士山が映ります。
冠雪した富士山は、とても日本的な景色です。そういえば冠雪した富士山に登った都内在住の中国人が救助され、4日後に富士山に置き忘れた携帯電話を回収しようと入山し再度救助されたのを思い出しました。残念なニュースばかりでなく、今年の夏山富士山での遭難死者は皆無と言うポジティブニュースもあります。
来年の富士山はどんなニュースを運んでくるのでしょうか。日本は自然淘汰されにくいように、色々整備されているなと富士山1つを取っても、思います。
南アルプスの雪景色です。真ん中が北岳、右が鳳凰三山です。
山頂での休憩が終わったら薩埵峠へ向かいます。薩埵峠までは3時間以上かかると表記がありましたが、実際はもっと早く到着できます。登山アプリだと標準タイムで3時間かからないとなっています。ただし長丁場なので、浜石岳を出発する時間は予め決めておいた方が良いです。
ここは要注意ポイントです。左に進むのが正解なのですが、右にも勧めるようになっており、標識に気が付かなれば、どちらかというと右(実際は真っすぐ)に進んでしまいそうです。
午前中に出会った男性は、私よりもかなり早く山頂に到着していたのですが、ここで間違いのルートへ入ってしまいます。正しい道に戻るのに40分程かかったようで、1時間ぐらい後になって、その男性が私を追い抜く形となりました。無事で何よりです。薩埵峠では姿を見かけなかったので、かなりのハイスピードだったと思います。
立花池は今回立ち寄っていません。
標高499mある立花山の山頂に到着しました。登山ルートを少しだけ外れないと到着できない場所で、山頂の標識はありませんでした。三角点だけあります。
笹に道を阻まれながら、前進あるのみです。
竹林区域もあります。この時期だとアキザキヤツシロランが生えていないか目を左右にキョロキョロさせてしまいます。ちょっと綺麗過ぎる気がする竹林です。
薩埵峠まではもうすぐになりました。静岡市さった峠のライブカメラは24時間オンライン配信しています。天気予報の背景動画としても何度か見たことがあります。写真コンテストの超絶ド定番のスポットです。歌川広重が描いた東海道五十三次の浮世絵の場所でもあります。
写真の才能がない私にとっては、オリジナリティーを加えることが難しい題材だと思います。ちなみに、映え写真のガチ勢がいっぱい集まり出すので、私は早々に退散することになります。夕焼けから夜景前の時間がゴールデンタイムだと思います。
薩埵峠展望台からの景色がこちらです。電車が来たタイミングで撮影するのが良いのは理解しました。由比駅まで歩いたら電車に乗って、頭痛を発症しながら帰宅しました。私は頭痛と無縁なタイプなので、かなり辛かったです。