愛鷹連峰の最高峰は越前岳ですが、山塊の名前に使われている愛鷹山は沼津の最高峰です。日本二百名山に選ばれている愛鷹連峰を登頂するなら越前岳だけでなく、愛鷹山も踏破したいと考えていました。熊の生息地であり、愛鷹山は登山者数が少ない場所なので注意が必要です。

車がないとアクセスが不便な場所ですが、今回は本数の少ないバスを利用します。まずは下土狩駅から駿河平までバスで移動します。駿河平バス停からの帰りのバスは平日にありますが、山頂を目指す登山では、間に合わないと思います。それでも平日や休日問わずに、大丈夫な突破口があります。帰りはその突破口を利用します。

バスは三島駅始発ですが、電車からバスへの乗り継ぎに長い待ち時間があるため、三島駅から下土狩駅まで歩いて、そこからバスに乗ります。その方がバス運賃が安くなります。後で気が付いたのですが、長泉ショッピングセンターバス停から乗車した方が、三島駅から歩く距離が短くてバス運賃も更に安くなる気がします。

駿河平から長泉町森林公園まで車道を歩ききったら、車勢と同じ土俵に立ちます。車で来る人は、ここの駐車場から歩き始めます。森の中を進みます。

トイレがある場所まで来たら、左へ進みます。最初で最後のトイレだと思います。

左手の奥に見える山が愛鷹山だと思います。

池の平登山道の近道入口への分岐点がありました。そっちへは行きません。

林道のゲートがありました。もしかしたら車が通れるのかもしれませんが、周囲やこの先で車を見かけることはなかったです。長泉町森林公園の駐車場には車が4台のみ停まっていました。

今回の登山コースが載っている地図です。

つるべ落としの滝へのルートは2ヵ月程前の豪雨で通行止めになっており、その旨の看板が設置されていました。後日、ネットで調べてみると、復旧作業が完了したため、通行止めは解除されたとありました。ただし大雨の影響により、ハイキングコース内は崩落の危険があるため、引き続き通行禁止とのことです。

つまり通れるようにしたけれど、また崩落してるかもしれないし、通行の責任負いませんと言う意味だと思います。

桃沢橋を通過します。

板状節理がむき出しの岩壁がありました。愛鷹山は成層火山であり、およそ10万年前に噴火を終えています。

紅葉は見頃です。今回の登山の総距離は22.9km、累積標高の登りは1,468m、下りは1,646mになります。消費カロリーは1,870km程と登山アプリで表示されることになります。

一服峠登山口です。愛鷹山から袴腰岳へ縦走した場合、ここの梯子から降りてくることになります。時間があれば、袴腰岳も立ち寄る予定ですが、今回は愛鷹山への道のぬかるみに手こずってしまい、時間がなくなってしまいます。いつか位牌岳へ登頂する時、袴腰岳も合わせて縦走しようと思います。その時は、富士山の展望も目当てです。

柳沢橋です。橋を渡らず真っすぐ進む予定だったのですが、間違えて橋を渡って進んでしまいました。途中で道間違いをしていることに気が付き、戻りました。ロスタイムが発生しました。

橋を渡ったまま進み続けても別ルートで愛鷹山を目指すことも可能です。ただし遠回りになってしまうため、山頂に着いてから、どうやって帰ろうかバス時間と相談しながら決めたいと思います。

ここまでで、誰ともすれ違ったり追い抜いたりしていません。

舗装道路はここまでで、ここから本当の登山と呼べる歩きになります。

枯れ沢を渡渉します。

植物や山野草が全く生えていない道を進みます。ヤマビルがいない山域なので、足元を気にせず歩けます。ただかなり寒いため、たとえ存在していても活動はしていないと思います。

ここら辺から、濡れた粘土質の土で滑る道になります。実際に誰かが滑った跡が沢山ありました。ようやく一人の下山者とすれ違います。

愛鷹山の山頂まで45分の看板がありました。実際は歩き難いため、それ以上の時間がかかります。

ここも枯れ沢を渡渉します。

道が岩場で、幅が片足分しかありません。もう少し下流の場所から降りて向こう岸へ行った方が楽です。

浮石に気を付けながら枯れ沢を進んでいきます。途中で左岸へ切り替えが必要ですが、切り替えポイントが分からずに、少し戸惑いました。

甲高い鳴き声が聞こえて、そっちの方へ視線を向けると鹿が逃げていきました。

真ん中の土が剥き出しの道はかなり滑ります。ロープが張ってありますが、右手の木の根がある階段状の方が楽でした。また木を手すりにして通過できます。

愛鷹山と袴腰岳の分岐点に到着しました。ここからが稜線歩きになります。

目の前に見える山が愛鷹山の山頂です。

木の根がある場所はまだ歩きやすいですが、山頂までも滑りやすい土の道が続きます。滑った跡だらけでした。

標高1,187mの愛鷹山の山頂に到着しました。ここまでで出会った登山者は一人だけです。

どうやって下山しようか迷いましたが、同じ道を進むのが良い気がします。帰りのバスを見逃すと、駅まで歩きになってしまいます。バス停から駅までは約5kmあり、徒歩だと1時間15分かかります。

下山を開始します。袴腰岳がある方面ですが、馬場平に隠れて、袴腰岳がどれか分かり難いと思います。

熊鈴の音が聞こえたので、こんな辺鄙な山に誰がいるのだろうと、物珍しそうに思いながら歩いていると、一人の男性が登ってきました。変わった人もいるものですね。山で出会った人はこれが最後になります。

行きにも通った丸太の橋です。細い丸太は折れそうな強度なので、そこに足を乗せられないです。

この場所は滑った人が多く、私も滑ると分かりながら滑りました。転倒しなかったのが幸いです。

長泉町森林公園の入口まで戻ったら駿河平バス停を目指します。バスはもう来ないため、更に進んでいきます。イチョウ並木の通りがあり、観光客がちらほら見かけました。

がんセンター入口バス停まで歩ききったら終了になります。ここからなら、三島駅行きのバスが毎日あります。このバスの始発は富士竹類植物園入口バス停で、がんセンター入口から350m離れており、帰り時の最寄りバス停です。三島駅までのバス運賃が異なるため、歩けるなら、がんセンター入口から乗るのが良いです。

またがんセンター入口の次のバス停である、がんセンターバス停は、運賃変わらずで、多くの人が乗車するためお勧めしません。歩く距離も増えてしまいます。

今回出会った山野草は、秋に黄色い花を咲かせるヤクシソウです。海岸近くから山まで広く自生している植物ですが、山だとかなり小さな姿をしていることが多いです。海の近くだともっと大型です。

日程表