丹沢の紅葉

丹沢にある塔ノ岳へ秋の紅葉登山をします。山野草やキノコ、粘菌等を探しながら、稜線や山頂から富士山と紅葉のコラボレーションを堪能します。丹沢における紅葉の見頃は10月下旬の今が最盛期です。11月になると中腹が紅葉真っ盛りになりますが、山頂周辺の紅葉は終わってしまい、色鮮やかな山肌も終わってしまいます。

まずは渋沢駅から大倉までバスで移動したら、そこから大倉尾根を登っていきます。久しぶりの丹沢であり、塔ノ岳の山頂を目指すのも去年以来です。

丹沢の紅葉

ヤマビルはまだ活動期間中であるため、足元に注意が必要です。東丹沢では、1970年代からブナ林の衰退が問題になっており、特に塔ノ岳や丹沢山、蛭ヶ岳、鍋割山の周辺で顕著になっています。ブナハバチによる食害や、鹿が下層植物を食べ尽くすことによるブナの成長阻害が理由として挙げられます。

ブナは紅葉する樹木なので、立ち枯れが増えると、紅葉の景観も失われてしまいます。今日の丹沢の紅葉は綺麗ではありますが、昔の方が比較にならない程、豪華だったと思います。

前日は富士山が姿を見せなかったようで。今日は姿を見せてくれてラッキーでした。

大倉尾根の紅葉

大倉尾根は山が痛まないように木道が設置されており、よく整備されています。ただ木道は足に衝撃が強く、足の負担が大きいように思います。

丹沢は北アルプスにある涸沢カールのような至高の紅葉とは程遠いです。ただ都心からアクセスし易く、山塊が広いため、深山幽谷のような景色を気軽に味わうことが出来ます。

富士山と紅葉

今日は平日であるため、すれ違う登山者の数はかなり少ないです。今の時期の土日は、ヤビツ峠へのバスが増便され、バス停に並ぶ登山者の列はバス停の範囲以上に延びます。

塔ノ岳

塔ノ岳の山頂に到着しました。昔は、今では考えられないような貴重な山野草が自生していたと記録を読んだことがあります。今では県内絶滅しています。このように整備され、更にソーラーパネルも設置され、人間の営みと自然の共存の難しさを感じます。阿蘇や釧路湿原のようなメガソーラーパネルだらけにならないことを望むばかりです。

今年になって山頂はショベルカーによる整備が実施されたようで、新品同様の綺麗な休憩場所になっていました。山頂の標識だけが古いままで、ちょっと異質な感じです。

山頂から見た富士山側の紅葉はいまいちでした。

もともと紅葉が期待できないのかもしれません。

表尾根の紅葉

それに比べて、表尾根の紅葉は良かったです。多分、三ノ塔辺りは遠目から見て紅葉していなさそうな感じだったので、三ノ塔から見る表尾根の紅葉はイマイチだと思います。

丹沢山がある主稜線の方に少しだけ行ってみました。蛭ヶ岳の方は既に紅葉が終わっているのか、紅葉しないのかどっちでしょう。

大倉尾根

大倉尾根に向かって下山します。夕暮れっぽい景色ですが、実際は更に暗いです。行きに歩いた道であり、また歩きなれた道であることと、暗くなれば瞳孔が開いてくれるので、持参したライトを使わなくても大丈夫でした。

大倉バス停

大倉バス停からバスに乗って帰宅します。ヤマビル被害は今回もありませんでした。人生でヤマビルに血を吸われたことは、まだ一度もないままです。

モエギビョウタケ

ここからは今回出会った生き物を紹介します。まずはモエギビョウタケです。他にも粘菌を見つけました。

センブリ

センブリ

リンドウ

リンドウ

ノコンギク

ノコンギク

フジアザミ

フジアザミ

シモツケ

夏に咲くはずのシモツケが、10月下旬なのに咲いていました。狂い咲きをしています。

タチツボスミレ

こちらはタチツボスミレの狂い咲きです。茎が伸びているためか、随分高い位置に花と葉がありました。

日程表