ミノコバイモ

ミノコバイモとは、美濃地方である岐阜県で発見されたことが名前の由来になっている多年草です。草丈は7~25cmあり、広鐘形の花を1つ茎先から下向きに付けます。時々花を2つ付けることもあります。花は内花被片と外花被片が交互に3枚ずつあり、外側に角張って張り出し、先端は尖り、淡黄色をした花被片の内側に暗紫色の網目状の斑紋があります。

花柄の基部に無柄の葉が5枚付き、下方で対生して上方で3輪生します。葉身は披針形や広線形をしており、長さは2.5~10cm程になります。開花しない年は1枚の葉だけで過ごします。日本固有種です。

類似植物としては、コシノコバイモと分布域が近いです。しかしコシノコバイモと異なり、花被片に毛様突起が存在せず全縁で、花被片の内側の模様や色がかなり異なります。

基本情報

和名:漢字
美濃小貝母
学名
Fritillaria japonica
分類:目
ユリ目 Liliales
分類:科
ユリ科Liliaceae
分類:属
バイモ属 Fritillaria
分類:種
ミノコバイモ F. japonica
花期
3~4月
分布
東海地方, 北陸地方, 中国地方
その他

詳細情報

ミノコバイモ
ミノコバイモ

花被片の内側にある暗紫色の網目状の斑紋は、花被片の基部にいく程、塗りつぶされています。また暗紫色は花被片の外側にも透けて見えます。葯はクリーム色であり、分布域は全く異なりますが似ている植物のアワコバイモは葯は赤紫色であり、見分けるポイントになっています。昔はアワコバイモと混同されていました。

ミノコバイモ

夏眠性球根植物であり、初夏には地上部が枯れて休眠します。花糸や花柱には、小突起がありません。

ミノコバイモ
ミノコバイモ

山地の乾燥していない斜面を好み、樹林下に生えています。

ミノコバイモ
ミノコバイモ
ミノコバイモ

1個体に茎は1本です。1本の茎に花が2つ付くことがあり、その場合は花が下ではなく横や上向きになってしまうこともあります。

ミノコバイモ
蕾(鈴鹿山脈)
ミノコバイモ
3月

ミノコバイモ