サクライソウとは、発見者である桜井半三郎が名前の由来になった多年草で、草丈は7~20cm程あります。光合成をしない腐生植物(菌従属栄養植物)のため葉緑素が存在せず、全草が淡黄色です。常緑広葉樹林の林床に生育しています。
花は茎頂の総状花序に付き、6枚ある花被片は、内花被片が外花被片より2倍の長さです。葉が退化した鱗片葉は互生します。以前はユリ科に分類されていましたが、APG体系ではサクライソウ科に分類されました。
類似植物として、奄美大島に自生しているアマミサクライソウが存在します。
和名:漢字
桜井草
学名
Petrosavia sakuraii
分類:目
サクライソウ目 Petrosaviales
分類:科
サクライソウ科 Petrosaviaceae
分類:属
サクライソウ属 Petrosavia
分類:種
サクライソウ P. sakuraii
花期
6~8月
赤リスト
環境省カテゴリ:絶滅危惧ⅠB類(EN)
愛知県:絶滅危惧IA類(CR)
長野県:絶滅危惧IA類(CR)
愛知県:絶滅危惧IA類(CR)
長野県:絶滅危惧IA類(CR)
分布
福井県, 石川県, 長野県, 岐阜県, 京都府
分布地
木曽
その他
蕾
花
葯は卵形で、花粉は淡黄色です。
菌従属栄養植物は光合成をしない代わりに土壌中にいる菌根菌から栄養を奪って暮らしています。採取すると菌根菌との関係が断ち切られて枯れてしまいます。
1本の茎に花は5~20個程付き、どの花も上向きで、下にある花から順番に開花します。
茎を伸ばし始めた段階では落ち葉より草丈が低いため、踏みつぶしてしまう可能性があります。また立って探すと、植物が地面と同化して見つけずらいですが、しゃがんで目線を低くすると、遠くの個体まで容易に認識出来ます。
左:今年の株、右:去年咲いた花殻