アキザキヒメカンアオイとは、ヒメカンアオイの秋咲き種です。三河や遠州、南信に自生していることからサンエンアオイ(三遠葵)とも呼ばれます。正式な学名はまだありません。静岡県に自生している秋咲き種はコサイヒメカンアオイ(湖西姫寒葵)と呼ばれ、こちらも正式ではありませんが、地域によって区別されることがあります。
開花時期が異なる以外はヒメカンアオイとの違いはありません。ただしヒメカンアオイ自体が広域に分布しており、地域変異が多い種となっています。秋咲きは葉裏が基本的に紅葉しない傾向があることで知られています。
萼筒内壁の内面にある縦の隆起線は12~24本、横の隆起線は4~5本あります。葉は広卵形や卵形をしており、長さは約3~9.5cm、幅は2.5~8cmになります。
和名:漢字
秋咲姫寒葵
学名
Asarum takaoi var. sanenense
分類:目
コショウ目 Piperales
分類:科
ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae
分類:属
カンアオイ属 Asarum
分類:種
アキザキヒメカンアオイ A. takaoi var. sanenense
花期
9~12月
分布
長野県, 静岡県, 愛知県
分布地
南信, 遠州, 三河
その他
11月
愛知県
花は花弁はなく、三角状卵形の萼裂片が代わりにあります。口環ははっきりしており、鈴鹿山脈のヒメカンアオイと比べると、より口が広い印象です。
ヒメカンアオイが一般的に開花する2~3月にも花は残っています。見分けるには秋の開花始めに花があるかどうかを調べる必要があります。