アシタカカンアオイとは、静岡県の愛鷹連峰に分布する多年草です。オトメアオイの変種とされていますが、正式な学名はまだありません。
開花時期はオトメアオイと同じです。オトメアオイとの大きな違いは、口環の発達が弱いためか、萼筒の入口が広くなっています。花弁に見える部分は萼裂片であり、長さがより短い個体が多く、萼筒は僅かにより小さいです。葉柄の色は素心でなければ紫褐色です。葉身は卵形や楕円形をしており、光沢はありません。
アシタカカンアオイはほとんどの図鑑や資料に記載されていませんが、静岡県自然環境調査委員会の資料には記載されています。
和名:漢字
愛鷹寒葵
学名
Asarum savatieri var. intermedia
分類:目
コショウ目 Piperales
分類:科
ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae
分類:属
カンアオイ属 Asarum
分類:種
アシタカカンアオイ A. savatieri var. intermedia
花期
6~8月
分布
静岡県
その他
愛鷹連峰では、アシタカカンアオイの他にオトメアオイも自生しているため、花が開花していないと見分けることが出来ません。花が咲いても個体差もあるため識別するのは容易とは言えないです。
オトメアオイにおいて、萼筒入口の広さは個体差があります。ですが、アシタカカンアオイにおいて萼筒入口が顕著に広い個体が存在します。
夏
萼筒内壁
萼筒内壁はオトメアオイとその亜種であるズソウカンアオイの中間です。どちらかと言うとズソウカンアオイ寄りかもしれません。ですが、ズソウカンアオイはまだ開花しない時期にアシタカカンアオイは開花しています。
萼筒が短い個体
萼筒の長さよりも萼裂片の長さの方が短い傾向にあります。