ゼニバサイシンとは、ヒメカンアオイの変種です。小さくて円形をした葉を銭に例えたのが名前の由来となっている多年草です。木曽路で発見されたことから、キソジノカンアオイとも呼ばれています。日本固有種です。
葉は長さ3~4cmあり、葉先がヒメカンアオイのように細くならずに円形で、時に凹むこともあります。花は淡紫褐色で、萼筒内壁の内面にある縦の隆起線は12~24本あります。花弁がない代わりに、花弁状の3つの萼裂片が存在し、萼筒の開口部にある口環は僅かにある程度です。
山地の林床に生えており、しばしばスズカカンアオイと混生しています。
和名:漢字
銭葉細辛
学名
Asarum takanoi var. hisauchii
分類:目
コショウ目 Piperales
分類:科
ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae
分類:属
カンアオイ属 Asarum
分類:種
ゼニバサイシン A. takanoi var. hisauchii
花期
2~3月
分布
東海~中部, 千葉
その他
名前にサイシンと付けられていますが、落葉するウスバサイシン節の植物ではありません。冬季でも枯れない常緑のカンアオイ節の植物です。