ホクリクムヨウラン

ホクリクムヨウランとは、北陸地方で発見されたことが名前の由来になっている多年草です。草丈は20~40cm程で、総状花序で複数の花は紫色で下を向いています。ムヨウランと異なり花はほとんど開かずに自家受粉します。菌従属栄養植物のため葉が退化しており、4~6枚の鱗片葉が互生しています。

地下茎は長さ8~30cm程で、よく分岐します。唇弁は倒披針形をしており、中裂片には毛状突起が密生しています。花柄子房は180度ねじれており、副萼の下は膨れません。花柄子房や萼片には微細な小突起が存在する傾向がありますが、虫の食痕が原因とする説もあり、小突起は必ず存在する訳ではありません。

花が紫色を帯びず鮮黄色になるものは黄花品種とされ、キイムヨウランと呼ばれることがあります。

基本情報

和名:漢字
北陸無葉蘭
学名
Lecanorchis hokurikuensis
分類:目
キジカクシ目 Asparagales
分類:科
ラン科 Orchidaceae
分類:属
ムヨウラン属 Lecanorchis
分類:種
ホクリクムヨウラン L. hokurikuensis
花期
5~7月
分布
東北~九州
分布地
金沢
その他

詳細情報

ホクリクムヨウラン
ホクリクムヨウラン

ムヨウランとは別種ではなく、変種とする意見があります。ムヨウランとの見分け方は、花がほとんど開かないことで、開いても一部の花にとどまります。また花は基本的にうつ向いているのが特徴です。ムヨウランとの開花時期は被り、同じ場所に自生していることがあります。

ホクリクムヨウラン

菌従属栄養植物(腐生植物)であるため、葉緑素を持たず光合成をしません。土壌中の菌根菌に寄生して栄養を奪うことで生きています。